Amazon Q Developer のよくある質問

全般

Amazon Q Developer は英語の質問に回答できます。

Amazon Q Developer は、質問、その応答、およびコンソールメタデータやコードなどの追加のコンテキストを統合開発環境 (IDE) に保存して、質問に対する応答を生成します。Amazon Q Pro Tier および Free Tier では、コードスニペット、会話、IDE で開いているファイルコンテンツなどのお客様のコンテンツは、サービスの提供と維持のために保存および処理される可能性があります。

Amazon Q Developer Pro および Amazon Q Business では、サービスの改善のためにお客様のコンテンツが利用されることはありません。

Amazon Q Developer Free Tier では、一般的な質問に対するより適切な応答の提供、Amazon Q の運用上の問題の修正、デバッグ、モデルのトレーニングなど、サービスの改善のために特定のコンテンツが利用される場合があります。AWS がサービスの改善のために使用する可能性のあるコンテンツには、Amazon Q への質問、Amazon Q が生成する応答およびコードなどが含まれます。

サービスの改善のために Amazon Q Developer Free Tier がコンテンツを利用することをオプトアウトする方法は、Amazon Q を利用する環境によって異なります。コンソール、コンソールモバイルアプリケーション、および AWS のウェブサイトの場合は、AWS Organizations で AI サービスのオプトアウトポリシーを設定することによってオプトアウトします。詳細については、「AWS Organizations ユーザーガイド」の「AI services opt-out policies」をご覧ください。IDE でオプトアウトするには、IDE で設定を調整します。

コンソールで Amazon Q Developer にアクセスするには、まずコンソールにログインし、Amazon Q Developer を使用するための適切な許可が確実に付与されているようにします。管理者に連絡してアカウントを有効にできます。コンソールのサイドバーに Amazon Q Developer のアイコンが表示されたら、そのアイコンを選択して Amazon Q Developer のウィンドウを開き、AWS に関連する質問をたずねます。詳細については、「Getting started with Amazon Q Developer」をご覧いただくか、またはドキュメントをお読みください。

コンソールモバイルアプリケーションを使用して、モバイルデバイス上のコンソールで使用できる Amazon Q Developer の会話機能にアクセスできます。コンソールモバイルアプリケーションを使用すると、アカウントレベルの Amazon Q Developer Free Tier の制限が適用されます。Amazon Q Developer Free Tier の詳細については、Amazon Q Developer の料金ページにアクセスしてください。コンソールモバイルアプリケーションを使用して、Amazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2) の Amazon Q Developer のインスタンスの選択や、Amazon Q Developer ネットワークの到達可能性の分析にアクセスすることはできません。

Amazon Q Developer は、Slack のチームチャットルームで、または AWS Chatbot を通じて Microsoft Teams で利用できます。詳細については、ドキュメントをご覧ください。

Amazon Q Developer は現在、Visual Studio (VS) Code、IntelliJ IDE、および Eclipse (プレビュー) をサポートしています。IDE で Amazon Q Developer の使用を開始するには、「Getting started with Amazon Q Developer」をご覧いただくか、またはドキュメントをお読みください。

AWS Toolkit for VS Code および JetBrains の一部として利用可能な Amazon Q Developer は現在、英語での会話のほか、Python、Java、JavaScript、TypeScript、C#、Go、Rust、PHP、Ruby、Kotlin、C、C++、シェルスクリプト、SQL、Scala といったプログラミング言語をサポートしています。

Amazon Q Developer を使用できる場所については、「Supported Regions for Amazon Q Developer」をご覧ください。

Amazon Q Developer サブスクリプションがサポートされているアイデンティティセンターリージョンの詳細については、「Amazon Q Developer がサポートされているアイデンティティセンターのリージョン」をご覧ください。

Amazon Q Developer は Amazon Bedrock を利用しており、クロスリージョン推論を使用してトラフィックを異なる AWS リージョン全体に分散し、大規模言語モデル (LLM) 推論のパフォーマンスと信頼性を向上させます。クロスリージョン推論を使用すると、次の恩恵を享受できます:

  • 需要の高い期間のスループットの増大と回復力の強化
  • パフォーマンスの向上
  • Amazon Bedrock でホストされている極めて強力な LLM を使用する、新しくリリースされた Amazon Q Developer の機能と特徴へのアクセス

現在、データの処理は、Amazon Q Developer をどこで使用するかにかかわらず、米国の AWS リージョンで行われます。クロスリージョン推論を使用すると、Amazon Q Developer を別の AWS リージョンで使用している場合でも、Amazon Q Developer に対するリクエストは米国リージョン (現在は米国東部 (バージニア北部) リージョン、米国西部 (オレゴン) リージョン、または米国東部 (オハイオ) リージョン) のいずれかで処理される可能性があります。処理中にデータが保存される場所については、「Data protection」をご覧ください。Amazon Q Developer を使用できるリージョンについては、「Supported Regions」をご覧ください。クロスリージョン推論の使用に追加料金はかかりません。

詳細については、「Cross-reference inference in Amazon Q Developer」をご覧ください。

AWS Toolkit for VS Code および JetBrains の一部として利用できる Amazon Q Developer は現在、Python、Java、JavaScript、TypeScript、C#、Go、Rust、PHP、Ruby、Kotlin、C、C++、シェルスクリプト、SQL、Scala、JSON、YAML、HCL をサポートしています。VS Code と、IntelliJ、PyCharm、GoLand、CLion、PhpStorm、RubyMine、Rider、WebStorm、DataGrip、Eclipse (プレビュー)、Visual Studio を含む JetBrains の IDE ファミリーに加えて、Amazon Q Developer は、AWS Cloud9、Lambda コンソールで使用できます。Amazon Q Developer は、macOS ターミナル、iTerm2、組み込みの VS Code ターミナルなど、お気に入りのコマンドラインでも使用できます。

IDE と Amazon Q Developer サービスの間の安全な通信を確保するために、コンテンツは TLS プロトコルを使用して送信されます。盗聴や中間者攻撃を防ぐため、コンテンツは転送中に暗号化されます。Amazon Q Developer Free Tier のユーザーの場合、当社はユーザーの設定に基づいて、サービスの改善の目的でコンテンツを保持する場合があります。このコンテンツは、保管中の暗号化と厳格なアクセスコントロールを使用して、安全な方法で保管されます。

Pro Tier で Amazon Q Developer にアクセスするユーザーのコンテンツが、基礎となる FM のトレーニングに利用されることはありません。AWS は、Pro Tier と Free Tier の両方のサービスの改善を目的として、クライアント側のテレメトリと使用状況メトリクスを収集および利用する場合があります。IDE で設定を調整することで、このデータ収集をオプトアウトできます。Amazon Q Free Tier では、コードスニペット、会話、IDE で開いているファイルコンテンツなどのお客様のコンテンツは、サービスの提供と維持のために保存および処理される可能性があります。明示的にオプトアウトしない限り、コンテンツは FM の品質を強化および改善するためにも使用される場合があります。ドキュメントに記載されているオプトアウトメカニズムを使用する場合、コンテンツは使用されません。詳細については、「Sharing your data with AWS」をご覧ください。

2024 年 4 月 30 日に、Amazon CodeWhisperer の名称を Amazon Q Developer に変更します。CodeWhisperer のすべての機能は、Amazon Q Developer の一部として提供されるようになりました。Amazon Q Developer のユーザーは、IDE またはコマンドラインにおける生成 AI を活用したインラインでのコードの提案、セキュリティの脆弱性のスキャンや修復といった機能を使用できます。

はい。4 月 30 日の時点で、CodeWhisperer という名称を Amazon Q Developer に変更し、CodeWhisperer が提供するすべての機能は Amazon Q Developer の一部となりました。Amazon Q Developer のユーザーは、IDE またはコマンドラインにおける生成 AI を活用したインラインでのコードの提案、セキュリティの脆弱性のスキャンや修復などの機能を使用できます。詳細については、Amazon Q の一般提供の開始に関するお知らせをご覧ください。

名称変更の発効日は 2024 年 4 月 30 日です。なお、CodeWhisperer コンソールなどの他の変更が新しい Amazon Q Developer エクスペリエンスに切り替わるまでにはさらに数週間かかります。同日以降に CodeWhisperer のお客様が IDE にログインすると、名称変更が既に反映された状態となっています。

インラインでの提案、セキュリティスキャン、カスタマイズなどの CodeWhisperer のすべての機能は、AWS Toolkit を使用して、Visual Studio、VS Code、JetBrains で引き続きご利用いただけます。Lambda や Amazon Cloud9 など、これまで CodeWhisperer のインラインでのコーディングの提案をサポートしていたコンソール内のすべての環境は、引き続きその機能をサポートします。

CodeWhisperer Individual Tier をご利用のお客様は、Amazon Q Developer Free Tier をサブスクライブして、インラインでのコードの提案など、IDE や CLI で使い慣れた CodeWhisperer の機能を活用できます。

CodeWhisperer Professional をご利用のお客様は、2025 年 1 月 31 日までログインして CodeWhisperer コンソールを使用できます。2024 年 4 月 30 日より、Amazon Q Developer Pro への手動での移行が可能になります。これには、IAM アイデンティティセンター経由での認証、組織的なライセンスとポリシーの管理、ユーザーアクティビティダッシュボード、コードのカスタマイズ機能など、CodeWhisperer Professional サブスクリプションが提供するすべての機能が含まれています。今後数週間以内に、よりシームレスな移行エクスペリエンスが CodeWhisperer コンソールで利用できるようになります。

Amazon Q Developer は、CodeWhisperer の使い慣れた機能に加えて、IDE での会話型コーディングや、Amazon Q Developer Agent for Software Development エージェントなどの高度な機能も提供します。これにより、機能全体の作成と実装、コードの文書化、プロジェクトのスキャフォールディングに必要な時間を、シンプルなプロンプトで大幅に短縮できます。また、Amazon Q Developer を利用すると、お客様はアプリケーションのアップグレードにかかる時間を、数か月分、場合によっては数年分短縮することもできます。Amazon Q Developer Agent for Code Transformation エージェントを利用すると、コードのアップグレードと変換の完全なプロセスを自動化し、アプリケーションのアップグレードにかかる時間を数週間から数日、さらには数分に短縮できます。Amazon Q Developer はコード生成とガイダンスに優れている一方で、それ以上のこともできます。これは、デベロッパーが AWS のサービスとアーキテクチャに関するベストプラクティスについて学び、サービスエラーとネットワークの問題を診断して、インスタンスを選択し、SQL クエリと ETL パイプラインを最適化するのに役立ちます。詳細については、Amazon Q Developer の料金ページにアクセスしてください。

CodeWhisperer Individual Tier をご利用の場合、移行する必要はありません。AWS Toolkit の最新バージョンをダウンロードしてログインすると、Amazon Q Developer Free の IDE 用の完全な機能を利用できるようになります。また、Amazon Q Developer は、CodeWhisperer の IDE 設定も維持します。

CodeWhisperer Professional サブスクリプションをご利用の場合は、2025 年 1 月 31 日まで、移行することなく CodeWhisperer を利用し続けることができます。さらに、2024 年 4 月 30 日以降、最初に現在の CodeWhisperer アプリケーションをコンソールから削除し、次に Amazon Q Developer Pro サブスクリプションを作成して、関連するすべての個別ユーザーを追加することで、Amazon Q Developer Pro に手動で切り替えることもできます。

2024 年 4 月 30 日以降は、新しい CodeWhisperer アプリケーションまたはプロファイルを作成できなくなります。ただし、CodeWhisperer Professional サブスクリプションを利用しており、既にコンソールに CodeWhisperer アプリケーションとプロファイルがあるお客様は、引き続き個々のユーザーをアプリケーションに追加し、それらのユーザーが CodeWhisperer Professional Tier をサブスクライブするようにできます。Amazon Q Developer の使用を開始するには、「Amazon Q Getting Started」ページをご覧ください。

IDE での Amazon Q Developer は CodeWhisperer の IDE 設定を維持するため、サービスの改善のためのコンテンツの共有を既にオプトアウトしている場合、その設定は維持されます。Amazon Q Developer Free を新規にご利用のお客様は、希望する場合、IDE での Amazon Q のサービスの改善のためにコンテンツを共有することをオプトアウトする必要があります。

プライバシー

IDE と同様に、Amazon Q Developer が提供するコードの提案を含め、お客様が記述するコードはお客様が所有します。お客様は、受け入れる Amazon Q Developer の提案を含め、ご自分が記述するコードについて責任を負います。コードの提案を受け入れる前に必ずその内容を確認してください。その結果、そのコードが意図したとおりに動作するように編集する必要がある場合があります。

Pro Tier で Amazon Q Developer にアクセスするユーザーのコンテンツが、サービスの改善や、基礎となる基盤モデル (FM) のトレーニングに利用されることはありません。また、明示的にオプトアウトしない限り、Amazon Q Developer Free Tier のコンテンツは、FM の品質を強化および改善するために使用される場合もあります。ドキュメントに記載されているオプトアウトメカニズムを使用する場合、コンテンツは使用されません。詳細については、「AWS とのデータの共有」を参照してください。

Amazon Q Developer を Amazon CodeWhisperer Professional ユーザーとして使用する場合、Amazon Q Developer は、回答に対する応答とコード提案 (応答に対する高評価または低評価など) に関連するユーザーアクティビティデータを保存します。CodeWhisperer Professional は、コードスニペット、コメント、IDE で開いているファイルのコンテンツなどのコンテンツを使用します。このコンテンツは、サービスの提供と維持のみを目的としてサービスによって処理されます。CodeWhisperer Individual Tier の IDE など、無料で提供されているプランを通じて Amazon Q Developer にアクセスした場合、Amazon はお客様の質問や応答をモデルトレーニングに使用することがあります。サービスの改善のための Amazon Q Developer のコンテンツの使用をオプトアウトするには、ドキュメントの指示に従ってください。CodeWhisperer Professional によって処理されたコンテンツは、サービス改善やモデルトレーニングの目的で保存または使用されることはありません。CodeWhisperer Professional と CodeWhisperer Individual でのデータの収集と使用の方法については、「CodeWhisperer Professional のよくある質問」または「CodeWhisperer Individual のよくある質問」をご覧ください。

はい。Amazon Q Developer は最新の SOC 1/2/3 レポートに含まれています。お客様は AWS マネジメントコンソールで、AWS Artifact 経由でこれらのレポートをダウンロードできます。

はい。AWS アカウントチームに連絡して、Amazon Q Developer 向けサービスアクセラレータードキュメントを依頼してください。組織が AWS と相互に署名済みの NDA を結んでいる場合は、アカウントチームが適切なドキュメントを共有します。

料金

Amazon Q Developer では、無料利用枠と Pro (1 ユーザーあたり 19 USD/月) の 2 つのプランをご利用いただけます。

構築

VS Code または JetBrains の場合は、それぞれの拡張機能またはプラグインのマーケットプレイスから Amazon Q IDE 拡張機能をインストールします。Visual Studio の場合は、Amazon Q 拡張機能を含む AWS Toolkit をインストールします。次に、AWS ビルダー ID または AWS IAM アイデンティティセンターで認証します。認証が完了すると、Amazon Q Developer は VS Code のアクティビティバーまたは JetBrains の右上に固定されたツールウィンドウに表示されます。Amazon Q Developer の開始方法についてさらにヘルプが必要な場合は、「Getting started with Amazon Q Developer」をご覧ください。

Amazon Q Developer Agent for Software Development (/dev、/test、/doc、/review) では、GitLab Duo with Amazon Q (プレビュー版) や Amazon CodeCatalyst を使用して IDE から直接インタラクティブなステップバイステップ手順に従うことで、自然言語プロンプトからアプリケーション機能を開発することができます。Amazon Q Developer はワークスペース構造を理解し、プロンプトを論理的な実装ステップに分解します。これには、アプリケーションコードの生成、テスト、API 統合などが含まれる場合があります。Amazon Q Developer と連携して、実装のレビューとイテレーションを行うことができます。準備ができたら、Amazon Q Developer Agent for Software Development に対して、各ステップを実装するよう指示できます。

タスクに使用されているプログラミング言語、フレームワーク、ツールに関する関連情報は、正確な回答を得るのに大いに役立ちます。複雑な問題を小さなコンポーネントに分解することで、個々のコンポーネントに対してより的を絞った支援を受けることができます。回答が不明確な場合は、Amazon Q Developer からの明確化をリクエストすることをお勧めします。また、プログラミングではさまざまなアプローチを試す必要があるため、質問やプロンプトを試したり繰り返したりすることも検討してください。Amazon Q Developer のカスタマイズ機能では、Amazon Q Developer をカスタマイズして、内部ライブラリ、API、ベストプラクティス、およびアーキテクチャパターンを認識させることで、より関連性の高いインラインコードのレコメンデーションを生成できます。

Amazon Q Developer は、質問に回答する際に次のコンテキスト情報を使用します: 1。たずねられた質問や、会話パネルで生成された回答およびコードなど、現在の会話のコンテキスト。2.IDE コンテキスト (ファイル内の選択したコード行、スニペット、または関数、およびデベロッパーが現在作業しているファイルネームとリポジトリを含む)。

Amazon Q Developer Agent for Software Development では、IDE から直接、インタラクティブなステップバイステップの指示に従い、GitLab Duo with Amazon Q (プレビュー) や Amazon CodeCatalyst を使って自然言語プロンプトからアプリケーション機能まで運用できます。Amazon Q Developer はワークスペース構造を理解し、プロンプトを論理的な実装ステップに分解します。これには、アプリケーションコードの生成、テスト、API 統合などが含まれる場合があります。Amazon Q Developer と連携して、実装のレビューとイテレーションを行うことができます。準備ができたら、Amazon Q Developer に各ステップの実装を指示できます。また、Amazon Q Developer Agent for Software Development では、コードレビューを実行して、マージリクエストに対するコメントを自動的に提供したり、疑わしいコードパターンにフラグを付けたり、デプロイリスクを評価したりすることもできるようになりました。さらに Amazon Q Developer エージェントは、プロジェクトに関する深い知識を活かして、コードベース全体でユニットテストを生成したり、readme ファイルやデータフロー図を自動的に生成してコードを文書化したりするのに役立ちます。

Amazon Q Developer Agent for Software Development は、VS Code、JetBrains、および Eclipse (プレビュー) IDE で使用できます。

IDE での Amazon Q Developer Agent for Software Development は、Amazon Q Developer Pro のお客様と、Amazon Q Developer 無料利用枠のお客様に、一定の制限のもとでご利用いただけます。詳細については、「Amazon Q Developer の開始方法」をご覧いただくか、またはドキュメントをお読みください。

AWS は、コードと設定のセキュリティを検証するのに役立つ AWS Identity and Access Management Access Analyzer、Amazon Virtual Private Cloud (Amazon VPC) Network Access Analyzer、Amazon CodeGuru などのサービスをデベロッパーに提供しています。CodeCatalyst は、これらのツールを使用してコード変更がテストされ、安全にデプロイできることを検証するのに役立つデプロイパイプラインを自動的に作成します。

Amazon Q Developer リファレンストラッカーは、コードの提案が、公開されているコードと類似している可能性がないかどうかを検出します。リファレンストラッカーは、リポジトリ URL やプロジェクトライセンス情報を使用してこのような提案にフラグを付けたり、(オプションで) フィルタリングして除外したりできます。これにより、リファレンス付きのコードを簡単に検索して確認し、別のプロジェクトのコンテキストでどのように使用されているかを確認してから、そのコードの使用を決定することができます。コードフローが妨げられていない状況を確実に維持するために、すべてのリファレンスはログ記録され、後で確認できるようになっています。そのため、中断することなくコーディングを続けることができます。

ユーザーがコードを記述すると、Amazon Q Developer は英語のコメントと周囲のコードを分析して、現在のタスクを完了するために必要なコードを推測します。Amazon Q Developer は、1 つ以上のコードスニペットをコードエディタで直接提案し、作業を加速します。Amazon Q Developer によるコード提案は、オープンソースや Amazon のコードなど、何十億ものコード行でトレーニングされた LLM に基づいています。すばやく、より簡単に最上位の提案を受け入れたり (タブキー)、その他の提案を表示したり (矢印キー)、引き続き独自のコードを記述したりできます。コードの提案を受け入れる前に必ずその内容を確認してください。その結果、そのコードが意図したとおりに動作するように編集する必要がある場合があります。

Amazon Q Developer は、コードスニペット、コメント、カーソルの位置、IDE で開いているファイルの内容などのコンテンツを、コードの提案を提供するための入力として使用します。

コードをスキャンして見つけにくいセキュリティの脆弱性を特定し、特定された問題の修正に役立つコード候補を得ることができます。組み込みのセキュリティスキャンの目的は、漏えいした認証情報やログインジェクションなどの問題を検出することです。生成 AI を利用したコード提案は、特定された脆弱性の修復に役立ち、アプリケーションコードに合わせてカスタマイズされるため、自信をもって修正を迅速に受け入れることができます。セキュリティスキャンは、Java、Python、JavaScript、TypeScript、C#、AWS CloudFormation (YAML、JSON)、AWS Cloud Development Kit (AWS CDK) (TypeScript、Python)、および HashiCorp Terraform (HCL) で利用できます。脆弱性を修正するコード提案は現在、Java、Python、JavaScript で記述されたコードに対応しています。

生成 AI として、Amazon Q Developer は、基礎となるモデルがトレーニングされたコードと、コードやコメントで提供されたコンテキストから学習した内容に基づいて、新しいコードを作成します。Amazon Q Developer はトレーニングデータからコードを再現するようには設計されていませんが、まれに公開されているコードにほぼ一致するコードを生成する可能性があります。Amazon Q Developer の出力が一般に公開されているコードと一致することを検出した場合、組み込みのリファレンストラッカーは、ライセンスのタイプ (例: MIT や Apache) と、一般に公開されているコードの URL へのリファレンスをユーザーに通知します。これにより、リファレンス付きのコードを簡単に検索して確認し、別のプロジェクトのコンテキストでどのように使用されているかを確認してから、そのコードを使用するかどうかを決定することができます。コーディングフローが妨げられていない状況を確実に維持するために、すべてのリファレンスはログ記録され、後で確認できるため、中断することなくコーディングを続けることができます。

はい。Amazon Q Developer の構成設定では、[コードリファレンスを持つ提案を含む] オプションの選択を解除できます。これにより、Amazon Q Developer は、ライセンスされた既知のオープンソースコードへのリファレンスを持つ提案を提供しなくなります。Amazon Q Developer Free Tier のユーザーの場合、この設定は IDE でご利用いただけます。Amazon Q Developer Pro では、AWS 管理者はコンソールから組織レベルでこの設定を一元的に構成できます。

Amazon Q Developer は、有害なフレーズを含むコードの提案や、バイアスを示す一般的に知られているコード構造を含む提案を除外できます。

Amazon Q Developer は、セキュリティに脆弱性のあるコードが提案されないように設計されており、可能な限り多くのセキュリティの脆弱性が除外されます。ただし、Amazon Q Developer の生成的な性質を踏まえると、セキュリティ上の問題があるコードの提案を完全に排除することはできません。そのため、Amazon Q Developer は、Python、Java、および JavaScript プロジェクト内のセキュリティの脆弱性を検出する、組み込みのコードスキャン機能を備えています。これには、Amazon Q Developer からのコードの提案やユーザーが記述したコードが含まれます。

Amazon Q Developer は、Amazon やオープンソースコードなど、さまざまなデータソースでトレーニングされています。Amazon Q Developer は、英語のコメントからコードの提案を生成するようにトレーニングされ、検証されています。トレーニングデータセットにはさまざまな例が含まれているため、Amazon Q Developer は、英語以外の言語で記述されたコメントからコードの提案を提供できる可能性がありますが、これはサポートされていないユースケースです。

コマンドラインのための Amazon Q Developer は、コンテキスト CLI 補完、インラインドキュメント、AI の自然言語から Bash への翻訳により、デベロッパーがコマンドラインでより生産的になるのをサポートします。コマンドラインのための Amazon Q Developer は、デベロッパーの既存のコマンドラインと統合するため、デベロッパーは恩恵の享受を開始するために、使用するツールを変更する必要はありません。

ユーザーがコマンドラインに入力している最中に、Amazon Q Developer は 250 超の CLI ツールのためにインライン補完とドキュメントを表示します。

例えば、デベロッパーは「git」と入力すると、すべての git サブコマンド、オプション、引数のリストが、新しく使用された順に並べられて表示されます。また、デベロッパーは「npm install」と入力して、インストール可能なすべてのノードパッケージのリストを表示することもできます。さらに、デベロッパーは「aws」と入力して、使用可能なすべての AWS サブコマンドのリストを表示できます。

CLI のための Amazon Q Developer は、自然言語のテキストプロンプト (「私の最新の git コミットを元に戻してください」など) を受けて、すぐに実行可能な bash コードに変換できます。

使用を開始するのに必要なのは、Amazon Q を実行してプロンプトを挿入し、bash を実行することだけです。

コマンドラインのための Amazon Q Developer は現在、次のツールとの統合をサポートしています。
1.オペレーティングシステム: macOS
2.シェル: bash、zsh、fish
3.ターミナルエミュレーター: iTerm2、macOS ターミナル、Hyper、Tabby
4.IDE: VS コード内のターミナル
5) CLI: git、aws、docker、npm、yarn などの 250 以上の極めて人気のある CLI (Github をご覧ください)

macOS での Jetbrains IDE (Fleet を除く)、Alacritty、Kitty、Wezterm のサポートには、cw integrations install input method を実行します。

はい。
1.「cw」を実行して設定ページを開きます。
2.CLI 完了タブを選択します。
3.ページの右上隅にあるスイッチを [オフ] に切り替えます。

はい。Amazon Q Developer をカスタマイズして、社内ライブラリ、API、ベストプラクティス、アーキテクチャパターンを認識させることで、より関連性の高いインラインコードのレコメンデーションとチャット応答を生成できます。

現在、Java、JavaScript、TypeScript、および Python で記述されたコードベースで Amazon Q Developer のレコメンデーションをカスタマイズできます。Amazon Q Developer がサポートする他の言語 (C#、Go、Rust、PHP、Ruby、Kotlin、C、C++、シェルスクリプト、SQL、および Scala) で記述されたファイルは、カスタマイズを作成するときや、内部コードリポジトリに基づいて IDE でカスタマイズされたレコメンデーションを提供するときには使用されません。

内部コードベースに基づいて最大 8 つのカスタマイズを作成できます。同時に最大 2 つのコードのカスタマイズをアクティブに維持できます。

コンソールを使用して、コードリポジトリを Amazon Q Developer に安全に接続できます。Amazon Q Developer の管理者は、コンソールからプライベートなカスタマイズへのアクセスを管理でき、特定のデベロッパーだけがアクセスできるようにすることができます。

GitLab Duo with Amazon Q (プレビュー)

GitLab Duo with Amazon Q はプレビュー版でご利用いただけます。GitLab on AWS に移動して、プレビュー版アクセスにサインアップしてください。

GitLab Duo with Amazon Q は、GitLab Ultimate のセルフマネージドをご利用のお客様は、プレビュー期間中無料でお使いいただけます。

運用

Amazon Q Developer は、Amazon Simple Storage Service (Amazon S3)、Amazon EC2、AWS Lambda、Amazon Elastic Container Service (Amazon ECS) サービスコンソールの一般的なエラーの診断に役立ちます。サポートされているコンソールのいずれかでエラーが表示されたら、エラーの横にある [Amazon Q Developer で診断] ボタンを選択して、エラーの考え得る原因に関するコンテキストと、考え得る修復を実装するためのステップバイステップの手順を確認できます。

エラーを分析するために、Amazon Q Developer は、承認されたポリシーおよびユーザー許可の範囲内の情報 (アカウント ID、AWS リソース識別子、エラーメッセージなど) をクエリします。

より具体的なヘルプやガイダンスが必要な場合は、AWS サポートにお問い合わせください。Amazon Q Developer は AWS サポートと統合するため、追加のサポートが必要な場合は、Amazon Q Developer インターフェイス内からサポートエージェントとシームレスにつながることができます。このオプションは、セルフサービスエクスペリエンスの障害を取り除くのに役立ちます。AWS サポートとのこの統合は、コンソールを通じて Amazon Q Developer にアクセスするすべての AWS のお客様が利用でき、お客様のサポートプランの使用権限を尊重します。

Amazon Q Developer は、17 年間にわたる AWS の専門知識に基づいてトレーニングされています。そのため、AWS サービスの利用を開始すること、アプリケーションを設計および構築する際のベストプラクティスについて学ぶこと、ジョブに適したサービスを見つけること、アカウント内で実行されている AWS リソースを一覧表示して説明を記述すること (プレビュー) などに役立ちます。例えば、「AWS でウェブアプリケーションを構築するにはどうすればよいですか?」と AWS マネジメントコンソールに直接入力して Amazon Q Developer にたずねると、Amazon Q Developer は一連のステップの説明と、詳細を確認できる参考資料を提供します。

Amazon Q Developer では、アカウント内のリソースを完全に把握することはできませんが、Amazon S3 バケットや Amazon EC2 インスタンスなど、使用している特定のリソースを一覧表示して、その説明を記述することができます (プレビュー)。Amazon Q Developer は、使用できる最適な請求リソースを案内しますが、現在、アカウントまたは組織の請求書やコストに関する請求情報を提供することはできません。ただし、Amazon Q Developer は、お客様が AWS Cost Explorer からコストデータを取得して分析するのをサポートできるようになりました (プレビュー)。

いいえ。デベロッパーがプロセスを開始するには、コンソールで Amazon Q Developer にアプリケーションに変更を加えたい旨を伝える必要があります。最初のインタラクションの後、Amazon Q Developer はデベロッパーを任意の IDE または CodeCatalyst 内のプロジェクトに誘導し、そこでデベロッパーは同じ会話を続けることができます。

Amazon Q の運用調査を開始する手順と、機能を活用する方法については、こちらの CloudWatch ページをご覧ください。

変換

オンプレミス VMware ワークロードを Amazon EC2 に移行するための Amazon Q Developer トランスフォーメーション機能には、3 つの利点があります。まず、移行プロセス全体を調整し、チームの生産性を高めます。次に、ウェーブ計画やネットワーク変換などの複雑で手間のかかる移行タスクを自動化することで、移行の迅速化、エラーの削減、社内専門知識に対するニーズの最小限化を図り、価値創出までの時間を短縮します。最後に、Amazon Q Developer は、お客様固有の移行目標を理解し、オンプレミス環境を分析することで、移行プロセスをカスタマイズします。

Amazon Q Developer のトランスフォーメーション機能は、よりインテリジェントで適応性の高い自動化された移行エクスペリエンスを提供するために、生成 AI と機械学習アルゴリズムを活用しています。大量の手動入力と意思決定が必要になることが多い従来のツールとは異なり、Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、自律的に環境を分析し、最適な移行戦略を提案するとともに、変化する条件に基づいて計画をリアルタイムで適応させることができます。Amazon Q Developer トランスフォーメーションの AI 機能は、各移行から継続的に学習することで、レコメンデーションと自動化プロセスを改善します。これにより、より迅速で正確な移行計画と実行が可能になり、希少な移行の専門知識への依存が減り、人為的ミスのリスクが最小限に抑えられます。

Amazon Q Developer は、.NET Framework アプリケーションをクロスプラットフォームの Linux 対応 .NET に移植し (プレビュー)、メインフレーム上の COBOL アプリケーションから AWS 上の Java アプリケーションへモダナイズし (プレビュー)、VMware 上の仮想化ワークロードを Amazon EC2 上のスケーラブルなワークロードに移行し (プレビュー)、Java をバージョン 8 からバージョン 11、バージョン 11 から 17 にアップグレードすることをサポートしています。

.NET、メインフレーム、または VMware トランスフォーメーション向けの Amazon Q Developer トランスフォーメーション機能の使用を開始するには、現在のエンタープライズ認証情報を使用して「Amazon Q Developer: Transform」ウェブエクスペリエンスにログインできます。新規のお客様は、AWS IAM アイデンティティセンター統合でシングルサインオン (SSO) を使用し、AWS アカウントに接続して使用を開始することができます。

.NET 移植の場合は、GitHub 内のソースコードリポジトリに接続できます。Amazon Q Developer は、リンクされたリポジトリをスキャンし、適切なプロジェクトを見つけて、選択したプロジェクトをカスタマイズできるようにします。管理者の承認を得てモダナイズするプロジェクトを選択します。承認されると、エージェントは .NET アプリケーションを Windows から Linux の選択したバージョンに自動的に移植します。トランスフォーメーションの進捗状況は、ダッシュボードと作業ログで監視できます。タスクが完了すると、Amazon Q Developer が元のソースコードを維持したまま、変換されたコードをリポジトリの新しいブランチにコミットします。

メインフレームアプリケーションのモダナイゼーションの場合は、Amazon Q Developer に既存のメインフレームアプリケーションコードの一部を提供することができます。このコードは、コードベースの評価に使用されます。Amazon Q Developer は、基盤となる LLM を使用して、組織の知識ベースを理解し、拡張するための包括的なドキュメントを作成します。Amazon Q Developer エージェントは、大規模なモノリスをシンプルな疎結合ビジネスドメインに分解することで、システムの俊敏性を向上させ、簡単に保守できるようにします。次に、自然言語を使用してモダナイゼーションの大まかな目標を定義します。Amazon Q Developer は、メインフレームコードベースを Java にリファクタリングして、Amazon EC2、Amazon Relational Database Service (Amazon RDS)、AWS Fargate などの AWS サービスにデプロイするための包括的なアクションプランを構築します。Amazon Q Developer エージェントは自律的に作業を行って、進行中または完了したアクションや、注意が必要なブロッカーについて通知します。

VMware 移行では、Amazon Q Developer トランスフォームがオンプレミスの VMware 環境にコネクタを追加したり、サードパーティーツールからアセットインベントリをアップロードしたりするためのガイダンスを提供します。Amazon Q Developer トランスフォームでは、目標を指定することで新しいプロジェクトを開始できます。

現在、Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、オンプレミスの VMware 環境から Amazon EC2 への移行のみをサポートしています。Q Developer トランスフォームはオンプレミス VMware 環境の Amazon Elastic VMware Service への自動移行をサポートしていませんが、お客様の移行目標を理解し、お客様のユースケースのために VMware Hybrid Cloud Extension (HCX) を使用した Amazon Elastic VMware Service (EVS) への移行に関するガイダンスを提供します。

Java アップグレード向けの Amazon Q Developer サポートは、AWS Toolkit for JetBrains および VS Code IDE を通じてご利用いただけます。Windows から Linux への .NET アプリケーションの移植は Visual Studio IDE を通じてサポートされています。

Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、AWS Application Discovery Service を使用してオンプレミスサーバーの検出を支援します。Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、Application Discovery Service が収集したオンプレミスのサーバーとデータベースに関する設定データを使用して AWS への移行を計画し、移行ウェーブの計画にはグラフニューラルネットワークなどの機械学習技術を使用します。オンプレミスサーバーに関するデータの検出と収集には、次の 2 つの方法があります。

エージェントレス検出は、VMware vCenter を介して Application Discovery Service Agentless Collector (Agentless Collector) (OVA ファイル) をデプロイすることで実行できます。Agentless Collector は、VM の設定と利用、データベースのメタと利用、およびネットワーク接続を行うことができます。

エージェントベースの検出は、AWS Application Discovery Agent を各 VM と物理サーバーにデプロイすることで実行できます。エージェントインストーラーは Windows および Linux オペレーティングシステムで使用できます。設定データ、使用率データ、インバウンドとアウトバウンドのネットワーク接続、実行中のプロセスを収集します。

Application Discovery Service の使用を開始するには、AWS アカウントを検出アカウントとして指定してから、アカウントを Amazon Q Developer の VMware モダナイゼーション機能に接続する必要があります。その後、Application Discovery Service を設定し、コレクターをダウンロードして、Amazon Q Developerの検出概要ページで収集されたデータを表示できます。

Amazon Q Developer Agent for Code Transformation は、Java バージョン 8 およびバージョン 11 アプリケーションのバージョン 17 へのアップグレードをサポートしています。

はい。Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、複雑な多階層アプリケーションを移行するように設計されています。そのグラフニューラルネットワークテクノロジーは、大規模で複雑な環境であっても、複雑なアプリケーションの依存関係と関係を識別します。次に、関連するサーバーを、単一の移行ウェーブとして移行する必要がある論理的なアプリケーショングループにグループ化します。500 VM 環境の移行を例に取ると、Amazon Q Developer トランスフォームは、密結合を理由に 50 台の VM を単一のユニットとして移行する必要があると判断する場合があります。この機能は、相互接続されたレガシーシステムまたはマイクロサービスアーキテクチャを使用しているお客様にとって特に有益です。また、Amazon Q Developer トランスフォームによって生成されたアプリケーショングループをダウンロードし、必要に応じて確認と編集を行ってから、更新されたグループを Amazon Q Developer トランスフォームに再度アップロードして移行を継続することもできます。

Amazon Q Developer は、.NET Framework アプリケーションのクロスプラットフォーム .NET への大規模な移植、メインフレーム上の COBOL アプリケーションのモダナイゼーションと AWS 上の Java アプリケーションへの移行、VMware ワークロードのモダナイゼーションと Amazon EC2 への移行のための変換機能を提供します。同機能は、大規模なモダナイゼーションとチームコラボレーションのための統一されたウェブエクスペリエンスで利用できます。.NET 変換機能には、Visual Studio IDE 環境にいるデベロッパーもアクセスできます。VS Code および JetBrains 環境で使用可能だった Amazon Q Developer の Java アップグレード機能は、まもなくウェブエクスペリエンスでも利用できるようになります。

Amazon Q Developer トランスフォームで VMware ネットワーク設定の移行を開始するには、以下の情報を提供する必要があります。

  • vSphere 仮想ネットワークによって管理される vSwitch ベースのネットワーク: vSwitch、ポートグループ、VLAN を含む RVTools からエクスポートされた設定ファイル。
  • VMware NSX などのソフトウェア定義ネットワーク (SDN) の場合: すべての SDN リソースを JSON 形式でエクスポートします。VMware NSX の場合、エクスポートは NSX のインポート/エクスポートツールを使用して実行できます。
  • エクスポートされた設定とリソースデータは、ネットワーク移行プロセスを計画および実行するために必要な、既存の仮想ネットワーク設定に関する必要な情報を提供します。これにより、新しいターゲットネットワークを現在の環境に合わせて適切に設定できます。

Amazon Q Developer は、.NET ワークロードを変換するための初の生成 AI 搭載アシスタントです。これにより、Windows ベースの .NET Framework アプリケーションを Linux と互換性のあるクロスプラットフォームの .NET に移行する負担が軽減されます。Amazon Q Developer エージェントは、自然言語を使ったチャットでお客様とやりとりしながらソースリポジトリを特定し、そのリポジトリに接続し、移植先のプロジェクトを選択します。その後、エージェントはアプリケーションを Windows Server から Linux に移植してライセンスコストを削減し、サポート対象外のバージョンの .NET Framework、.NET Core、.NET 5 を クロスプラットフォーム .NET のサポート対象バージョンにアップグレードします。これにより、パフォーマンス、セキュリティ体制、およびコンプライアンスを向上させられます。

はい。Amazon Q Developer トランスフォームは、ヒューマンインザループメカニズムを使用して、権限のあるユーザーが生成されたアーティファクトを確認、承認、編集できるようにします。例えば、Amazon Q Developer トランスフォームが移行ウェーブ計画を生成すると、権限のあるユーザーがウェーブ計画のレビューと承認を求める「コラボレーション」リクエストを受け取ります。これには、ウェーブへのサーバーのマッピングやウェーブの順序付けが含まれます。ウェーブ計画の更新には、Amazon Q Developer トランスフォームがユーザーに対し、データを csv 形式でエクスポートして編集し、更新されたデータセットをインポートして、Amazon Q Developer トランスフォームが移行ジョブを続行できるようにするオプションを提供します。

Amazon Q Developer トランスフォーメーション機能は現在、コンソールアプリケーション、クラスライブラリ、ウェブ API、WCF サービス、モデルビューコントローラー (MVC) とシングルページアプリケーション (SPA) のビジネスロジックレイヤーといったプロジェクトタイプの C#.NET アプリケーションのモダナイズをサポートしています。プロジェクトには、Microsoft が作成した NuGet パッケージの依存関係のみが含まれている必要があります。インターネットインフォメーションサーバー (IIS) に依存する Windows .NET アプリケーションでは、クロスプラットフォーム .NET への移植がサポートされるのはデフォルトの IIS 設定のみです。Amazon Q Developer は、一括評価機能を使用して、アプリケーションでサポートされているプロジェクトタイプを特定するのに役立ちます。Amazon Q Developer は、.NET Framework バージョン 3.5 以降、.NET Core 3.1、.NET 5、.NET6、.NET 7 を使用して作成されたアプリケーションを、.NET 6 や .NET 8 などの Microsoft が現在サポートしているクロスプラットフォーム .NET バージョンのいずれかに変換することをサポートしています。

現在、VMware ワークロードの Amazon EC2 への移行で Amazon Q Developer トランスフォーメーションがサポートするのは、単一の AWS ターゲットアカウントと単一リージョンへの移行ですが、ただし、同じワークスペース内で複数のトランスフォーメーションジョブを作成して、アプリケーションポートフォリオの異なるアカウントをターゲットとすることはできます。

Amazon Q Developer のトランスフォーメーション機能は現在、COBOL、ジョブ制御言語 (JCL) で記述された IBM z/OS メインフレームアプリケーションのモダナイゼーションをサポートしており、Customer Information Control System (CICS) トランザクションマネージャー、基本マッピングサポート (BMS) 画面、Db2 データベース、および Virtual Storage Access Method (VSAM) データファイルに依存しています。その他のメインフレーム言語は、お客様の要望とフィードバックに基づいて、後ほどサポートされる予定です。

Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、多くの新しい機能および既存の機能によってサポートされる、完全な移行体験を提供します。アプリケーションのグループ化とネットワーク移行の新機能を提供するとともに、
Application Discovery Service や AWS Application Migration Service などの既存の AWS 移行ツールを使用して、Amazon EC2 への VMware 移行を完了します。Amazon Q Developer トランスフォームは移行プロセスのオーケストレーションを行うことで既存のツールでアクションをトリガーし、それらを強化して、より効率的な移行エクスペリエンスを提供します。

Amazon Q Developer は、VMware ワークロードの大規模な移行とモダナイゼーションを実現する、初の生成 AI 搭載アシスタントです。Amazon Q Developer エージェントは、VMware 上で実行されているワークロードの Amazon EC2 への移行を簡素化し、迅速化します。Amazon Q Developer を使用すると、移行担当者は自分の目標を指定し、その目標を達成するための計画を立て、承認されたアクションを代理で実行し、移行の進捗状況とステータスを追跡できます。Amazon Q エージェントは、ユーザーから提供されたオンプレミスのサーバーインベントリとネットワークデータを使用して、ユーザーのサーバーインベントリを把握し、アプリケーションの依存関係を特定し、移行ウェーブ用のアプリケーショングループを提案します。エージェントは、オンプレミスのネットワーク設定を VPC、サブネット、セキュリティグループ、インターネットゲートウェイなどの AWS ネットワークコンストラクトに変換します。次に、Amazon Q Developer は変換されたネットワークを指定の AWS アカウントにデプロイし、VM をそのアカウントの Amazon EC2 インスタンスに移行します。これにより、ユーザーは共同作業が可能になり、複数の利害関係者が共同で移行に取り組むことができると同時に、豊富なダッシュボードを通じてジョブの最新状況を包括的に把握できます。

使用を開始するには、現在のエンタープライズ認証情報を使って Amazon Q Developer のトランスフォームウェブアプリケーションにログインします。新規のお客様は、IAM アイデンティティセンター統合でシングルサインオン (SSO) を使用し、AWS アカウントに接続して使用を開始することができます。VMware 移行では、Amazon Q Developer トランスフォームがオンプレミスの VMware 環境にコネクタを追加したり、サードパーティーツールからアセットインベントリをアップロードしたりするためのガイダンスを提供します。Amazon Q Developer では、目標を指定することで新しいプロジェクトを開始できます。

Java、.NET、メインフレーム、VMware 向けの Amazon Q Developer トランスフォーメーションは、Amazon Q Developer Pro サブスクリプションをお使いのすべてのユーザーにご利用いただけます。お客様は、Amazon Q Developer 無料利用枠を使用することで、IDE で Java トランスフォーメーションにアクセスできます。

現在、Amazon Q Developer トランスフォーメーション機能は、Virtual Distributed Switches、移植グループ、VLAN を含む VMware NSX および VMware vSphere 仮想ネットワーク環境からの移行をサポートしています。